朝の湖
朝の湖のように
穏やかで澄みやかで在りたい
冷たい空気を肺いっぱいに吸い込んだ時のように
研ぎ澄まされた感覚を全身に持っていたい
耳を澄まさなくても 遠くの鳥の声が聞こえるようでありたい
私は一体どこへ行きたいのか
私はどうありたいのか
何を求めて生まれていたのか
何を求めていきているのか
月と風に引っ張れれ揺れ動く湖面を見つめるを
何もかもが幻のような気持ちになる
背筋を伸ばして
息をして
空を見上げて
静かな湖を見ていると
何かが思い出せそうで
それでいて全てが何もない夢のような気もする