2020年記憶の記録

目の前にある現実という日常を、どう捉えるのかということが
こんなにも自分次第だと突きつけられたことはない
美しいと感じるのも、そうでないと感じるのも
自分の心次第なのだ

ありきたりだと思い、それが幸せだと感じるのか
それでは不幸せだと感じるのかも
自分次第なのだ

小さな娘が毎日たくさんのプレゼントをくれる
時には袋いっぱいの初夏の花
時には袋いっぱいの落ち葉
時には袋いっぱいの桜の実
あの小さな手で、これだけのものを袋に詰め込むのに
何度地面に座り、何不器用に袋の口を開け
こぼれ落ちるたびに、それを拾いなおしたことか

こんなにも誰かに、毎日心から想われたことは
あっただろうか
あなたから受け取る愛と同じだけ
それ以上の愛を私はあなたに与えられていますか

生きて生かされ
そして産んで
これからの難しい時代に彼女をこの世へ送り出した責任を
どうやって取ろうかと悩んだこともあるけれど
しかし彼女は幸せそうで
私のことを全力で愛してくれいる

今この瞬間を精一杯感じて生きる

思いがけず濃密に、娘と過ごしいたこの春の日々
道端のに咲く花に一緒に心踊らせ
隣にいる小さな存在を全力で愛した

愛する人が、心安らぐ存在が近くにいるということが
こんなにも大切だということを心から感じる

日々を生きるということは
まさにそんな毎日の繰り返しなのだ
心から愛おしいと思ったささやかな毎日

たくさんの学びがあった

そしてそれを忘れてない様に
私は私の愛すべき日常を写真に収める

2020年の記憶の記録として